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秋冬の乾燥~あなたの健康を守る湿度対策~乾燥による健康被害とは

秋が来ると、急に湿度が下がって空気が乾燥します。
寒さが厳しくなって暖房を使用するようになると、さらに室内の湿度が下がってしまいます。
秋冬を健康に過ごすには、湿度対策をして適切な湿度をキープすることが重要です。
ここでは、空気の乾燥状態を放置すると、どのような健康被害が起きるのか。
そして、それが起きないようにしていくための湿度対策方法について紹介していきます。

空気が乾燥すると体にどんな影響が現れる?

湿度が下がると体にどう影響するのか、健康に適した湿度はどれくらいなのか見ていきましょう。

肌の水分が蒸発して乾燥する

湿度が低くなって空気が乾燥すると、肌の水分が蒸発しやすくなります。
そのため、肌が乾燥してカサカサになってしまいます。
露出しているお顔、寒くなるとお湯を使うことが増える手指などは特に乾燥することが多い部位です。
肌には外的刺激から肌を守ったり、水分が蒸発するのを防いだりする働きのあるバリア機能が備わっています。
けれど肌が乾燥するとバリア機能も低下してしまうため、さらに乾燥しやすくなるという悪循環に陥ってしまいます。
外的刺激にも弱くなるため、かゆみや肌荒れなども起こりやすくなります。
肌の乾燥を防ぐには、適切な湿度を保ちつつ、保湿ケアをしっかりと行うことが大切です。

風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染するリスクが高くなる

風邪やインフルエンザが冬に流行る原因の一つに、湿度の低下による空気の乾燥があります。
湿度が低くなると空気中に浮遊するウイルスの量が増えるため、咽頭や鼻腔から体に侵入しやすくなります。
逆に湿度が高くなるとウイルスは水分を含んで重くなり、空気中に浮遊する量が減るため感染するリスクが下がります。
また、咽頭と鼻腔には線毛という細胞小器官があり、ウイルスの侵入を防いでいます。
しかし咽頭や鼻腔が乾燥すると線毛の働きが弱くなるため、ウイルスに感染しやすくなります。
ウイルスなどの感染リスクを下げるには、湿度を適切に保ってウイルスが空気中に浮遊するのを防いだり、咽頭や鼻腔が乾燥するのを防いだりすることが大切です。
湿度対策ととともに、適切な換気も忘れないようにしましょう。

健康で快適に過ごせる湿度

生活するのに最適な湿度は、40~60%だといわれています。
40%を下回ると、肌の水分が蒸発して乾燥しやすくなります。
またウイルスが活発化するため、感染するリスクが高まってしまいます。
湿度は高ければいいというものでもありません。
60%を上回るとカビやダニなどが繁殖しやすくなり、健康に支障が生じてしまいます。
秋冬に流行るインフルエンザを予防するには、湿度を50~60%にするとよいでしょう。

適した湿度を保つにはどうすればいい?

肌の乾燥を防いだりウイルスの感染リスクを下げたりするには、適切な湿度をキープすることが大切です。
適切な湿度をキープする方法についてご紹介します。

加湿器を使用して湿度をコントロールする

室内の湿度をしっかりとコントロールしたいなら、湿度設定のついた加湿器がおすすめです。
自動で調整してくれるものなら、湿度を気にせず快適に過ごすことができます。
加湿器はとても便利なものですが、定期的なお手入れが必要になります。
お手入れをしないまま使用すると加湿器に雑菌が繁殖し、空気を汚す原因となってしまいます。
加湿器は使用方法に従って、きちんとお手入れをしましょう。
加湿器のお水は、健康を守るためにも必ず清潔なお水を使用するようにしてください。
加湿器のお水は空気中に放出され体に吸収されるので、できるだけ品質のよいお水を使用するとよいでしょう。
当方で扱っている甘露乃水はミネラルが豊富なだけでなく、活性酸素を除去する働きのある水素も豊富に含まれています。
より健康的で快適な空間を作りたいという方は、加湿器のお水にもこだわってみてください。

洗濯物を外ではなく室内に干す

加湿器をもっていない場合には、洗濯物を室内に干すのがおすすめです。
洗濯物の水分が蒸発することで、室内の湿度を上げることができます。
室内に洗濯物を干すことに抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、洗濯洗剤の選び方や干し方に気を配ることで、室内でもきちんと乾燥させることができます。
洗濯洗剤は、部屋干し専用のものか、雑菌の繁殖を防いでくれる抗菌効果や除菌効果のあるものを選ぶとよいでしょう。
消臭力の高い洗濯洗剤もおすすめです。
室内に干すときには、隅よりも中央近くや空気の流れがよいところに干しましょう。
洗濯物同士の間隔を、こぶし1個分くらいあけるのが理想です。
部屋が狭くて室内に干せないという方には、窓枠に取り付けることができる部屋干しスタンドがおすすめです。
コンパクトな折りたたみスタンドや天井取り付けタイプなどいろいろなものが販売されているので、自分にぴったりのものを探してみてください。

携帯できる加湿器を活用する

職場など湿度の調整が自由にできない場所では、手軽に持ち運びできる携帯加湿器がおすすめです。
デスクの上で使用できるミニサイズや乾電池式の卓上加湿器なら、場所を選ばず仕事の邪魔になりません。
パソコンを長時間使用する方には、USBから電源をとるタイプのものが便利です。
自然に気化するペーパータイプなら、蒸気や音が気になりません。
携帯加湿器を使うときには、設置場所が重要になります。
ウイルスが侵入しやすい咽頭や鼻腔、乾燥しやすいお顔などの乾燥を防ぐことができる位置に設置しましょう。
携帯加湿器のお手入れも、忘れないようにしっかりと行ってください。
何もないときには、お水の入ったコップや濡れたタオルを近くに置くようにしましょう。

適した湿度をキープして健康を守りましょう

湿度が低くなると肌が乾燥したり、ウイルスに感染しやすくなったりするため注意しましょう。
加湿器や洗濯物などを活用して、室内の湿度を40~60%にキープしてください。
加湿器を使用する場合には、定期的なお手入れをして清潔な状態で使用することが大切です。
加湿器に使用するお水にもこだわると、より健康的な生活を手に入れることができます。

≪参考文献≫

意外と知らない快適な湿度の話 | 加湿機 | Panasonic

厚生労働省:健康:結核・感染症に関する情報

感染症対策は『のど・鼻の加湿』がポイント!~体の防御機能を高める”湿活”のすすめ~ | ニュースリリース | 小林製薬株式会社

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