毎年、6月を過ぎたあたりから気温が上昇して熱中症の話題や報道を毎日見かけるようになります。
水分補給はしっかり行って脱水を防ぎたいものですが、それは人間だけではありません。
犬と猫それぞれで水分摂取量の目安が違う
人には1日の水分摂取量の目安があり、体重1キロにつき約35 mlの水分摂取が必要といわれています。
犬や猫も同様に1日の水分摂取量の目安がありますので、参考にしてみると良いでしょう。
犬や猫も同様に1日の水分摂取量の目安がありますので、参考にしてみると良いでしょう。
どのくらい?犬の水分摂取量の目安
獣医師さんにもよりますが、一般的に体重1㎏あたり50ml程度と計算してくださいという例もありますが、以下のような参考例もあります。
2㎏ 190ml
3㎏ 260ml
4㎏ 320ml
5㎏ 370ml ※1
水分摂取量は飲み水の他に、フードに含まれている水分量も入れて計算します。
ドライフードは10%前後、 セミドライフードは30%前後、ウェットフードには40%以上(一般的には80%前後)の水分が含まれている商品が多いです。※2
2㎏ 190ml
3㎏ 260ml
4㎏ 320ml
5㎏ 370ml ※1
水分摂取量は飲み水の他に、フードに含まれている水分量も入れて計算します。
ドライフードは10%前後、 セミドライフードは30%前後、ウェットフードには40%以上(一般的には80%前後)の水分が含まれている商品が多いです。※2
猫も水分補給は必要!猫の水分摂取量の目安
猫は祖先が砂漠地帯の原産といわれており、あまり水を飲むところを見ないけれど大丈夫?
と思っている飼い主さんもいるかもしれません。
猫もある程度の水分摂取が必要になります。
目安としては、1㎏未満の子猫なら50ml程度、2kgくらいの体重なら100ml程度、2.5kgまでの猫は150ml程度と体重1㎏あたり50ml程度で計算すると良いという説もあります。
以下の例もありますので参考にしてください。
2㎏ 140ml
3㎏ 190ml
4㎏ 240ml
5㎏ 280ml ※1
もしパウチなどウェット タイプのフードを与えている場合は、フードの量の約80%が水分と考えると良いでしょう。※2
フードやおやつの成分表示に「水分」表示がありますので、各商品を確認してみましょう。
≪参考文献≫
と思っている飼い主さんもいるかもしれません。
猫もある程度の水分摂取が必要になります。
目安としては、1㎏未満の子猫なら50ml程度、2kgくらいの体重なら100ml程度、2.5kgまでの猫は150ml程度と体重1㎏あたり50ml程度で計算すると良いという説もあります。
以下の例もありますので参考にしてください。
2㎏ 140ml
3㎏ 190ml
4㎏ 240ml
5㎏ 280ml ※1
もしパウチなどウェット タイプのフードを与えている場合は、フードの量の約80%が水分と考えると良いでしょう。※2
フードやおやつの成分表示に「水分」表示がありますので、各商品を確認してみましょう。
≪参考文献≫
犬猫にとって水分摂取量が充分ではない時に考えられる影響
人間同様に犬や猫も体内の多くが水分で構成されています。
水分摂取量が不足した場合、体調不良の原因になる事もあるので注意が必要です。
水分摂取量が不足した場合、体調不良の原因になる事もあるので注意が必要です。
犬の水分不足によって考えられる影響
体の水分不足によって思わぬ疾患が見つかる場合がありますが、以下のような一例があります。
・脱水
・熱中症
・尿石症
・細菌性膀胱炎
・歯周病
・腎臓病
・ドライアイ
特に犬は脱水が起こりやすい動物です。
エアコンをかけていても脱水を起こす場合もあります。
・脱水
・熱中症
・尿石症
・細菌性膀胱炎
・歯周病
・腎臓病
・ドライアイ
特に犬は脱水が起こりやすい動物です。
エアコンをかけていても脱水を起こす場合もあります。
猫の水分不足によって考えられる影響
猫も普段水をあまり飲まないイメージがありますが、水分不足により以下の疾患が起こりえます。
・脱水
・熱中症
・腎臓病
・膀胱炎
・尿道炎
・尿路結石
特に猫の場合は水分不足により腎臓や泌尿器に負担がかかる場合が多いので、出来る範囲で水分摂取を意識した方が良いです。
・脱水
・熱中症
・腎臓病
・膀胱炎
・尿道炎
・尿路結石
特に猫の場合は水分不足により腎臓や泌尿器に負担がかかる場合が多いので、出来る範囲で水分摂取を意識した方が良いです。
ちょっと工夫すると水分摂取量は増やせます
うちの子、あまり水を飲んでくれないのよね・・・。
という時でも、ちょっと工夫することで意外に飲んでくれるようになる場合もあります。
水分量の多いパウチ状のおやつを与えるのも水分対策の一つとなります。
という時でも、ちょっと工夫することで意外に飲んでくれるようになる場合もあります。
水分量の多いパウチ状のおやつを与えるのも水分対策の一つとなります。
犬の水分摂取量を増やしたい時にできる工夫
・いつでも水が飲めるようにしておく
・水飲み用の容器は深型の方が飲みやすい
・ドライフードを水分でふやかして与える
・ゼリーやスープ状のウェットフードも取り入れる
・食事する場所と普段よくいる場所に水を置いておく
犬は水を飲むときに飲み口が広くて深型の容器の方が安定して水を取り入れやすく飲みやすいです。
フードの横にも置いていつでも水分摂取がしやすい環境を作りましょう。
・水飲み用の容器は深型の方が飲みやすい
・ドライフードを水分でふやかして与える
・ゼリーやスープ状のウェットフードも取り入れる
・食事する場所と普段よくいる場所に水を置いておく
犬は水を飲むときに飲み口が広くて深型の容器の方が安定して水を取り入れやすく飲みやすいです。
フードの横にも置いていつでも水分摂取がしやすい環境を作りましょう。
猫の水分摂取量を増やしたい時はエサと水のやり方を工夫しましょう!
犬と違って若干、猫の場合は置き場所のポイントに違いが出てきます。
・何か所か分散して水が飲めるように設置する
・エサの横においてもあまり飲んでくれない場合が多いです
・ドライフードに水分を入れふやかして与える
・ゼリーやスープ状のウェットフードも取り入れる
・意外に材質や形状を変更して容器を変えると飲むようになることもあります
エサと同じ場所の水飲みに関しては、祖先の頃のお話にさかのぼりますが、猫は肉食のため食事をする場所には血や内臓などがあり、汚れているという理由から同じ場所の水を避けているのではと考えられています。
犬のようにエサの横に水をセットしても利用しない可能性がありますので、エサ置き場とは別の場所に何か所か水飲み場のスペースを作ってあげると良いでしょう。
・何か所か分散して水が飲めるように設置する
・エサの横においてもあまり飲んでくれない場合が多いです
・ドライフードに水分を入れふやかして与える
・ゼリーやスープ状のウェットフードも取り入れる
・意外に材質や形状を変更して容器を変えると飲むようになることもあります
エサと同じ場所の水飲みに関しては、祖先の頃のお話にさかのぼりますが、猫は肉食のため食事をする場所には血や内臓などがあり、汚れているという理由から同じ場所の水を避けているのではと考えられています。
犬のようにエサの横に水をセットしても利用しない可能性がありますので、エサ置き場とは別の場所に何か所か水飲み場のスペースを作ってあげると良いでしょう。
ペットにもミネラルウォーターを与えて大丈夫?水分補給に関する注意点もあわせてチェック
水分補給を意識する際の注意点も一緒にチェックしておきましょう。
水分摂取時の注意点:量が急に増えた時には相談を
以前に比べて水を飲む量が多くなっていると思ったら飲水量を測定してみてください。
犬の場合、体重1kgあたり1日100ml以上の量、猫の場合は体重1㎏あたり約50ml以上の水 を飲んでいるようであれば、糖尿病や腎臓疾患などの可能性もあります。
かかりつけの獣医に相談してください。
犬の場合、体重1kgあたり1日100ml以上の量、猫の場合は体重1㎏あたり約50ml以上の水 を飲んでいるようであれば、糖尿病や腎臓疾患などの可能性もあります。
かかりつけの獣医に相談してください。
ペットにミネラルウォーターを与えても大丈夫?
犬にミネラルウォーターを与えるのは特に問題がないとされていますが、ミネラルの量が多い硬水は避け、軟水を選んだ方が良いです。
カルシウムやマグネシウム量が多い水は泌尿器系に負担がかかる場合もあります。
猫は硬水は避けて必ず軟水を与えてください。
特にカルシウムやマグネシウムの摂取量が多いと尿路結石の原因になる場合もあるからです。
ミネラルウォーターを与える際は、軟水を選んでいつでも飲める場所に置いてあげましょう。
カルシウムやマグネシウム量が多い水は泌尿器系に負担がかかる場合もあります。
猫は硬水は避けて必ず軟水を与えてください。
特にカルシウムやマグネシウムの摂取量が多いと尿路結石の原因になる場合もあるからです。
ミネラルウォーターを与える際は、軟水を選んでいつでも飲める場所に置いてあげましょう。
ミルクは水分補給になる?
私たち人間が飲んでいる牛乳は言い方を変えると「牛の赤ちゃんが育つ為に必要となる栄養が入っているミルク」です。
動物それぞれ必要となる成分に違いがあるように、乳糖(ラクトース)という成分が体に合わずにお腹を壊す場合もありますので、市販されている牛乳を与えるのはおすすめできません。
利用する場合はペット用のミルクを与えましょう。
仔犬や子猫の場合の食事はメインとなるミルクだけでも良いのですが、離乳した以降はフードと水での食事と水分補給がベストです。
ペット用ミルクは栄養補給や水分補給の補助程度に考えるようにしてください。
動物それぞれ必要となる成分に違いがあるように、乳糖(ラクトース)という成分が体に合わずにお腹を壊す場合もありますので、市販されている牛乳を与えるのはおすすめできません。
利用する場合はペット用のミルクを与えましょう。
仔犬や子猫の場合の食事はメインとなるミルクだけでも良いのですが、離乳した以降はフードと水での食事と水分補給がベストです。
ペット用ミルクは栄養補給や水分補給の補助程度に考えるようにしてください。
まとめ
私たち人間と同様に犬や猫たちもある程度の量の水分摂取が必要になります。
水分摂取量が少ないと脱水、熱中症になるだけでなく、慢性的な水分不足は思わぬ疾患の原因になる可能性があるので、飲水量が不足している場合は水分摂取をしましょう。
ミネラルウォーターを与える場合は、硬水を避け、軟水を与えるようにしてください。
おいしいお水を飲ませ水分摂取量を把握しつつ健康管理にも役立てていきましょう。
水分摂取量が少ないと脱水、熱中症になるだけでなく、慢性的な水分不足は思わぬ疾患の原因になる可能性があるので、飲水量が不足している場合は水分摂取をしましょう。
ミネラルウォーターを与える場合は、硬水を避け、軟水を与えるようにしてください。
おいしいお水を飲ませ水分摂取量を把握しつつ健康管理にも役立てていきましょう。