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バナジウムは体にいい?それとも悪い?効果や摂取上限、摂るときの注意点をご紹介

バナジウムはミネラルの一種で、食品や飲料水などに含まれている身近な成分です。
必須ミネラルには入っていませんが、健康の維持と増進に役立つ効果があると考えられています。
バナジウムの特徴や摂取するときの注意点、期待できる効果などをチェックして健康づくりに役立てましょう。

バナジウムとは

バナジウムは食品や飲料水に含まれている成分ですが、必須ミネラルではないため意識せずに摂取している方も多いと思います。
特徴や摂取上限、摂取するときの注意点など、バナジウムの基本的情報をみてみましょう。

どんな成分なの?

バナジウムはミネラルの一種で、食品や飲み水などに含まれている超微量元素です。
私たちの体にもある成分で、骨や血液、腎臓や肝臓などに存在しています。
体内での働きはまだはっきりと解明されていませんが、脂質やコレステロールの代謝をサポートしたり、血糖値を下げたりする効果があると考えられています。
必須ミネラル(体の維持に必要不可欠な成分)には入っていませんが、体に有益な働きがある成分として注目されています。

どれくらい摂取してもいい?

日本では食事摂取基準に取り上げられていないため摂取上限が定められていませんが、アメリカの食事摂取基準では成人の摂取上限を1.8mg/日と定めています。
2007年に行われた研究では、日本の成人一人当たりのバナジウム摂取量が27㎍/日であると推定され、アメリカの摂取上限である1.8mg/日を大きく下回る結果となりました。
食品や飲み水に含まれているバナジウムは微量なので、バナジウムが含まれている食品や飲み水を多少摂り過ぎたからといって過剰摂取になることはほとんどありません。

摂取方法にはどんなものがある?

バナジウムが含まれている食品や飲み水、サプリメントなどを経口摂取することで体に取り入れることができます。
経口摂取したうちの約2%が消化管から吸収され、残りは尿や便と一緒に排出されるといわれています。
あさりやしじみ、昆布やひじきに比較的多く含まれており、その他牛乳や卵、レタスやマッシュルーム、ワカメやそばなどにも含まれています。
水道水などの飲料水にも含まれており、一般的なミネラルウォーターよりも濃度の高いバナジウム天然水が有名です。
バナジウムは富士山の伏流水に多く含まれているため、富士山の湧水をつかったバナジウム天然水が多く販売されています。
また、他の栄養素に比べると商品数は多くありませんが、サプリメントもいくつか販売されています。
サプリメントにはバナジウム単体のものと、マグネシウムやカルシウムなど他のミネラルが一緒になっているものがあります。

摂取するときの注意点は?

長期間過剰に摂取すると健康被害を起こすおそれがあるため、摂り過ぎないようにしましょう。
食品や飲料水に含まれている量は少ないため、通常の食生活を送っていれば過剰摂取になることはほとんどありません。
けれどサプリメントは含量が多く手軽に摂れるため、摂り過ぎてしまうおそれがあります。
サプリメントを活用する場合には含量をきちんと確認し、摂り過ぎないように注意してください。
また、バナジウムは加熱によって成分が変化しないため、調理法などを気にする必要はありません。
煮たり焼いたり自由に調理できるため、バナジウムを含んだ食材をいつものメニューにプラスするのもおすすめです。
バナジウムを含んだ飲料水を、お茶やコーヒーを淹れるときに活用するのもいいでしょう。

バナジウムに期待できる効果は?

バナジウムの働きや効果はまだはっきりと解明されていませんが、いろいろな効果が期待できると考えられています。
どんな効果が期待でき、どんな病気の予防や改善に役立つのかをご紹介します。

血糖値の低下を促す

バナジウムにはインスリンと似た働きがあり、血糖値の低下を促す効果が期待できるといわれています。
血糖値とは血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度のことで、インスリンというホルモンによってコントロールされています。
そのためインスリンの分泌や働きが低下すると、血糖値が高い状態になってしまいます。
糖尿病は血糖値が慢性的に高くなる病気で、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症などの合併症を起こすおそれがあるため注意が必要です。
バナジウムには血糖値の低下を促す効果が期待できるため、インスリン依存型の糖尿病の予防や改善に役立つと考えられています。

コレステロールの合成を抑制する

体内のコレステロールのうち20~30%は食事から摂取されたもので、残りの70~80%は体内でつくられています。
コレステロールとは細胞膜をつくる成分の一つで、ホルモンやビタミンDの原料になったり、脂質やビタミンの吸収をサポートしたりするなどの働きをもっています。
けれど、LDLコレステロールが増えすぎると血管にLDLコレステロールが蓄積されて、動脈硬化が起こりやすくなるため注意が必要です。
動脈硬化になると心筋梗塞や狭心症など重篤な病気を引き起こすリスクが高くなるため、生活習慣を見直してしっかり予防しましょう。
バナジウムには脂質の代謝を促してコレステロールの合成を抑制する効果が期待できるため、動脈硬化の予防に役立つと考えられています。

血液の流れを良くする

血糖値が低下したり血液中のコレステロールが減少したりすると、血液がサラサラになって血流が良くなります。
血液には酸素や栄養を全身の細胞に運ぶ働きがあるため、血流が良くなると体に必要な酸素や栄養が十分に行き渡って機能や活力がアップします。
また、血液には老廃物など不要なものを排出する働きがあるため、むくみの改善にも役立ちます。
その他にも冷え性や肩こりを和らげる、疲労回復を促す、免疫力をアップするなどの効果が期待できます。

甘露乃水でミネラル補給

バナジウムの効果はまだはっきりと解明されていませんが、血糖値の低下を促したり、コレステロールの合成を抑制したりする効果が期待できると考えられています。
他の健康対策とともに、バナジウムも取り入れてみてはいかがでしょうか?
甘露乃水にもバナジウムが含まれているため、ご興味のある方はぜひご検討ください。
16種の必須ミネラルをはじめ、シリカやゲルマニウムといった成分も入っています。
甘露乃水は水道直結型の整水器でお手入れも簡単なので、手軽に良質なお水を飲みたい方におすすめです。
健康的で美味しいお水を毎日飲んで、生活の質を上げましょう。

≪参考記事リンク≫

食品および飲料水中のバナジウム含量と日本人のバナジウム摂取量(予報)

バナジウム (参考ミネラル) - ら・べるびぃ予防医学研究所

https://himitsu.wakasa.jp/contents/vanadium/#:~:text=%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%A8%E5%91%BC%E3%81%B0%E3%82%8C%E3%82%8B%E8%A1%80%E7%B3%96%E5%80%A4%E3%82%92%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%82%8B%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%81%AB%E4%BC%BC%E3%81%9F%E5%83%8D%E3%81%8D%E3%80%81%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%8A%B9%E3%81%8D%E3%82%92%E8%89%AF%E3%81%8F%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%80%81%E8%A1%80%E7%B3%96%E5%80%A4%E3%82%92%E6%AD%A3%E5%B8%B8%E3%81%AB%E6%88%BB%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%20%E3%80%901%E3%80%91%E3%80%903%E3%80%91,%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%AF%E3%80%81%E8%84%82%E8%B3%AA%E3%81%AE%E4%BB%A3%E8%AC%9D%E3%82%92%E4%BF%83%E9%80%B2%E3%81%97%E3%80%81%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%90%88%E6%88%90%E3%82%92%E6%8A%91%E5%88%B6%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BD%9C%E7%94%A8%E3%81%8C%E8%AA%8D%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%20%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%8C%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86%E3%81%A8%E3%80%81%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%8B%95%E3%81%8D%E3%82%84%E8%84%82%E8%B3%AA%E3%81%AE%E4%BB%A3%E8%AC%9D%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%80%81%E8%A1%80%E7%AE%A1%E3%81%AB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%8C%E8%93%84%E7%A9%8D%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%80%81%E5%8B%95%E8%84%88%E7%A1%AC%E5%8C%96%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%8D%B1%E9%99%BA%E6%80%A7%E3%81%8C%E9%AB%98%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%20%E3%80%902%E3%80%91

https://www.j-athero.org/jp/general/5_colqa/

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-085.html

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