「霊水」という言葉を聞いたことがありますか？霊水は「奇跡の水」とも呼ばれ、その水に触れると病や怪我が治癒すると信じられています。こうした不思議な力を持つ水は、世界各地で発見されています。
人々を癒す「霊水」の正体とは…？
霊水（奇跡の水）とは、ひとことでいえば、不思議な効能がある水のことです。泉や井戸の水を飲んだら病気が治癒した…といった事例が続いた結果、その水になにか霊的な力があると考えられ、「霊水」と称されるようになったのです。
霊水のこうした力の正体はなんなのでしょうか？実は、多くの研究者が「霊水の効能には、活性水素（水素ラジカル）が関与している」と考えています。そう、甘露乃水にも含まれている活性水素です。水中に豊富に含まれている活性水素が、体内の活性酸素を除去し、その結果さまざまな症状の治癒に貢献している、という研究結果が多数報告されているのです。
霊水のこうした力の正体はなんなのでしょうか？実は、多くの研究者が「霊水の効能には、活性水素（水素ラジカル）が関与している」と考えています。そう、甘露乃水にも含まれている活性水素です。水中に豊富に含まれている活性水素が、体内の活性酸素を除去し、その結果さまざまな症状の治癒に貢献している、という研究結果が多数報告されているのです。
世界の三大霊水
霊水は世界各地に存在していますが、特に有名なものが３つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ルルドの水（フランス）
三大霊水のなかでも最も名前が知られている、ルルドの水。南フランスのピレネー山脈の麓にある、ルルドという街で発見されました。
1858年2月11日、ベルナデッタ・スビルーという羊飼いの少女はルルドの洞窟にいました。貧しく、体の弱かったベルナデッタは、その日妹たちと薪を拾いにきていました。そのとき、目の前に聖母マリアが現れ、「15日間ここに来るように」と告げたのだそうです。そして15日目、聖母マリアはベルナデッタに、足元の土を掘るように告げます。彼女がその通りに土を掘ると、そこからは泉がこんこんと湧き出したといいます。そしてその後、泉の水に触れた人々の病が治癒したという報告が次々に出たのです。
この記録はカトリック教会にも認められ、聖母マリアが初めてベルナデッタの前に現れた2月11日を「ルルド聖母の記念日」と呼ぶようになりました。
さらに1993年から、カトリック教会はこの日を「世界病者の日」に制定。教皇から世界に向けてメッセージが送られる、特別な祭日となっています。
今では、カトリック信者を中心に、年間約500万人もの人々がルルドの泉を訪れています。また驚くべきことに、ベルナデッタは1879年に亡くなったあとも肉体が腐敗せず、現在もフランスのヌヴェール修道院に安置されています。
参考文献
1858年2月11日、ベルナデッタ・スビルーという羊飼いの少女はルルドの洞窟にいました。貧しく、体の弱かったベルナデッタは、その日妹たちと薪を拾いにきていました。そのとき、目の前に聖母マリアが現れ、「15日間ここに来るように」と告げたのだそうです。そして15日目、聖母マリアはベルナデッタに、足元の土を掘るように告げます。彼女がその通りに土を掘ると、そこからは泉がこんこんと湧き出したといいます。そしてその後、泉の水に触れた人々の病が治癒したという報告が次々に出たのです。
この記録はカトリック教会にも認められ、聖母マリアが初めてベルナデッタの前に現れた2月11日を「ルルド聖母の記念日」と呼ぶようになりました。
さらに1993年から、カトリック教会はこの日を「世界病者の日」に制定。教皇から世界に向けてメッセージが送られる、特別な祭日となっています。
今では、カトリック信者を中心に、年間約500万人もの人々がルルドの泉を訪れています。また驚くべきことに、ベルナデッタは1879年に亡くなったあとも肉体が腐敗せず、現在もフランスのヌヴェール修道院に安置されています。
参考文献
②ノルデナウの水（ドイツ）
次にご紹介するのが、スキーリゾート地として知られるシュマーレンベルグ地方にある小さな村、ノルデナウで発見された水です。
ときは1992年、この村に住むテオ・トメス氏が運営するホテルの敷地内に、廃坑（地下に掘った穴や坑道が、使われなくなった状態で残されている場所のこと）がありました。トメス氏はこの廃坑を、ワインの貯蔵庫として使っていましたが、ワインの熟成がはやいことに疑問を感じていたといいます。
あるとき、トメス氏は一人のホテル客を貯蔵庫に案内します。心理療法士でもあるその客は、場のエネルギーや気を感じとる力があり、その廃坑の湧水に不思議な力があるとトメス氏に告げたそうです。そして実際に人々がその湧水を飲み始めたところ、病が治癒したという報告が続々と出てきたのです。
この水の不思議な魅力に魅せられた医学博士のツヴィニエフ・ガーデニック氏は、廃坑のそばに移住し、診療所を開設しました。そして、ノルデナウの水を求めてやってきた540人の症状を47項目に分類し、水を飲んだ直後と3ヶ月後の追跡調査を行なった結果、驚くべきことにほとんどの人々が回復に向かっていたといいます。
他にも多くの学者がノルデナウを訪れており、日本からは九州大学の白畑實隆（さねたか）教授が足を運んでいます。“還元水素水研究のパイオニア”ともいわれた白畑教授の研究で、ノルデナウの水は活性水素を豊富に含んでいることが明らかになっています。
参考文献
ときは1992年、この村に住むテオ・トメス氏が運営するホテルの敷地内に、廃坑（地下に掘った穴や坑道が、使われなくなった状態で残されている場所のこと）がありました。トメス氏はこの廃坑を、ワインの貯蔵庫として使っていましたが、ワインの熟成がはやいことに疑問を感じていたといいます。
あるとき、トメス氏は一人のホテル客を貯蔵庫に案内します。心理療法士でもあるその客は、場のエネルギーや気を感じとる力があり、その廃坑の湧水に不思議な力があるとトメス氏に告げたそうです。そして実際に人々がその湧水を飲み始めたところ、病が治癒したという報告が続々と出てきたのです。
この水の不思議な魅力に魅せられた医学博士のツヴィニエフ・ガーデニック氏は、廃坑のそばに移住し、診療所を開設しました。そして、ノルデナウの水を求めてやってきた540人の症状を47項目に分類し、水を飲んだ直後と3ヶ月後の追跡調査を行なった結果、驚くべきことにほとんどの人々が回復に向かっていたといいます。
他にも多くの学者がノルデナウを訪れており、日本からは九州大学の白畑實隆（さねたか）教授が足を運んでいます。“還元水素水研究のパイオニア”ともいわれた白畑教授の研究で、ノルデナウの水は活性水素を豊富に含んでいることが明らかになっています。
参考文献
https://www.yokosojapan.net/article.php/20151006shirahata_international_ja
③トラコテの水（メキシコ）
メキシコのケレタロ州にある小さな村、トラコテの井戸から湧き出す水も、三大霊水のひとつとして知られています。
ノルデナウの水が話題となったのとほぼ同時期の1991年。この村に住むヘスス・チャヒン氏の牧場にある井戸水があり、その水を飲んだ犬の怪我が回復したことがきっかけで見つかりました。またチャヒン氏が、腰痛に悩んでいた同僚にこの水をすすめたところ、日に日に同僚の腰痛は快復に向かったといいます。
この噂が口コミで広まり、1日に数千人、多いときでは1万人もの人々がこの村に訪れたこともあるそうです。元MBAバスケットボールプレイヤーのマジック・ジョンソンがHIV感染の際に訪れ、病を改善させたことでも知られています。
参考文献
ノルデナウの水が話題となったのとほぼ同時期の1991年。この村に住むヘスス・チャヒン氏の牧場にある井戸水があり、その水を飲んだ犬の怪我が回復したことがきっかけで見つかりました。またチャヒン氏が、腰痛に悩んでいた同僚にこの水をすすめたところ、日に日に同僚の腰痛は快復に向かったといいます。
この噂が口コミで広まり、1日に数千人、多いときでは1万人もの人々がこの村に訪れたこともあるそうです。元MBAバスケットボールプレイヤーのマジック・ジョンソンがHIV感染の際に訪れ、病を改善させたことでも知られています。
参考文献
まとめ
今回は、世界の三大霊水についてご紹介しました。なかには霊水を「民間信仰にすぎない」と評する人もいます。
もちろん、その効能に個人差があるのは当然ですし、科学的根拠が十分といえないところもあるかもしれません。しかし、霊水に救われたという人が世界中に数えきれないほど存在しているのは紛れもない事実なのです。
もちろん、その効能に個人差があるのは当然ですし、科学的根拠が十分といえないところもあるかもしれません。しかし、霊水に救われたという人が世界中に数えきれないほど存在しているのは紛れもない事実なのです。