「八百万の神」という言葉があるように、古くからあらゆるものに神が宿っていると考えてきた日本人。水に対しても、特別な畏敬の念や感謝を抱いて生きてきました。
穢れを祓う水の力
神社などで「ご神水」という言葉をよく耳にします。ご神水というのは、神様にそなえる水のことです。神社の敷地や境内に湧くお水を「ご神水」と呼ぶことも多いため、これらの総称だと考えてよいでしょう。
神社を参拝する際は、ご神水を使って手や口を清める風習(「手水」といいます)があります。手水を行う場所のことは、「手水舎(てみずや、ちょうずや)」といいますね。
この風習は、日本神話において、天地創造の神である伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)が、黄泉の国で受けた穢れを川の水ですすいだといわれていることに由来しています。日本では、水には「穢れを祓う力」があると信じられてきたのです。
神社を参拝する際は、ご神水を使って手や口を清める風習(「手水」といいます)があります。手水を行う場所のことは、「手水舎(てみずや、ちょうずや)」といいますね。
この風習は、日本神話において、天地創造の神である伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)が、黄泉の国で受けた穢れを川の水ですすいだといわれていることに由来しています。日本では、水には「穢れを祓う力」があると信じられてきたのです。
日本神話には水の神様がたくさん出てくる
先ほど伊邪那岐大神の名前を出しましたが、古事記や日本書紀といった日本神話には、水に関する神様(水神様)もたくさん登場します。
代表的な水神様としては、罔象女神(ミツハノメノカミ)や淤加美神(オカミノミ)などが有名です。罔象女神は、大ヒット映画『君の名は。』のヒロイン「宮水三葉(ミヤミズミツハ)」の名前の由来となった神様です。
また、近年注目を浴び始めている、瀬織津姫(セオリツヒメ)という水神様もいます。瀬織津姫という名前はこれらの書物に登場しませんが、罔象女神の正体だといわれています。実は、瀬織津姫は名前を封印されてしまい、他にも様々な名前に変えられて日本各地の神社に祀られているのです。ちなみに、あの『千と千尋の神隠し』のハクのモデルとなった饒速日命(ニギハヤヒノミコト)とも、深く関連があるといわれています。
日本神話に興味のある方は、一度調べてみるとおもしろいかもしれませんね。
代表的な水神様としては、罔象女神(ミツハノメノカミ)や淤加美神(オカミノミ)などが有名です。罔象女神は、大ヒット映画『君の名は。』のヒロイン「宮水三葉(ミヤミズミツハ)」の名前の由来となった神様です。
また、近年注目を浴び始めている、瀬織津姫(セオリツヒメ)という水神様もいます。瀬織津姫という名前はこれらの書物に登場しませんが、罔象女神の正体だといわれています。実は、瀬織津姫は名前を封印されてしまい、他にも様々な名前に変えられて日本各地の神社に祀られているのです。ちなみに、あの『千と千尋の神隠し』のハクのモデルとなった饒速日命(ニギハヤヒノミコト)とも、深く関連があるといわれています。
日本神話に興味のある方は、一度調べてみるとおもしろいかもしれませんね。
不思議な「霊水」スポットを解説
水に関する神話もさることながら、実際に水に触れて病が治った…といった伝説的な話も、日本各地に数多く残っています。こうした不思議な力をもつ水は「霊水」「奇跡の水」などと呼ばれています。
「世界の三大霊水」については他の記事で紹介しましたが、今回は日本国内にある霊水を、いくつかピックアップしてみました。
「世界の三大霊水」については他の記事で紹介しましたが、今回は日本国内にある霊水を、いくつかピックアップしてみました。
①穴の谷(あなんたん):富山県上市町(かみいちまち)
環境省の「名水百選」にも選ばれている、穴の谷の霊水。日本百名山のひとつ・剱岳(つるぎだけ)山麓の霊場に湧き出す水のことで、水源には薬師如来像が祀られています。
その昔、穴の谷は白蛇がいると恐れられていましたが、江戸時代末期に美濃国の白心法師という人物がこの地で修行をして以来、霊場として知られるように。その後、次々と修行僧が訪れるようになります。
昭和32年、広島県の岡本弘真という尼僧がこの地を訪れ、修行を始めます。彼女はこの地の湧き水が万病に効くと確信しており、昭和37年に亡くなる際「穴の谷のご霊水は、阿弥陀如来の水だ。万病に効くありがたい水で、これから多くの人が訪れるだろう」という遺言を遺しています。以来、「万病に効く水」として注目されるようになったのです。
4年間は腐らないといわれるほど純度が高い、穴の水の霊水。この水を飲んで「寝たきりの女性が歩けるようになった」、「難病が回復した」といった噂がマスコミで広まり、全国区の知名度となりました。今でも地元の人々をはじめ、日本全国からたくさんの人々が霊場に足を運んでいます。
参考文献
その昔、穴の谷は白蛇がいると恐れられていましたが、江戸時代末期に美濃国の白心法師という人物がこの地で修行をして以来、霊場として知られるように。その後、次々と修行僧が訪れるようになります。
昭和32年、広島県の岡本弘真という尼僧がこの地を訪れ、修行を始めます。彼女はこの地の湧き水が万病に効くと確信しており、昭和37年に亡くなる際「穴の谷のご霊水は、阿弥陀如来の水だ。万病に効くありがたい水で、これから多くの人が訪れるだろう」という遺言を遺しています。以来、「万病に効く水」として注目されるようになったのです。
4年間は腐らないといわれるほど純度が高い、穴の水の霊水。この水を飲んで「寝たきりの女性が歩けるようになった」、「難病が回復した」といった噂がマスコミで広まり、全国区の知名度となりました。今でも地元の人々をはじめ、日本全国からたくさんの人々が霊場に足を運んでいます。
参考文献
https://www.info-toyama.com/attractions/31008
https://goodlucktoyama.com/article/scenery-of-toyama-article/202009-anantan-no-reisui
②日輪山 水堂安福寺寺(にちりんざん みずどうあんぷくじ):佐賀県白石町
佐賀県・犬山岳(いぬやまだけ)の中腹にある「日輪山 水堂安福寺」。地元の人々に「おみっとさん」と親しまれているこのお寺には、毎年約3ヶ月だけ湧き出るという、不思議な霊水スポットがあります。
水堂安福寺の霊水には、平安時代末期に高倉天皇が重い病にかかった際に飲み、症状を改善させたという言い伝えが残っています。無病息災に効き目があるといわれ、毎年水の湧き出る4月15日から7月15日の3ヶ月間は参拝客でにぎわいます。
参考文献
水堂安福寺の霊水には、平安時代末期に高倉天皇が重い病にかかった際に飲み、症状を改善させたという言い伝えが残っています。無病息災に効き目があるといわれ、毎年水の湧き出る4月15日から7月15日の3ヶ月間は参拝客でにぎわいます。
参考文献
③藤瀬(ふじのせ)霊水公園:石川県七尾市
美しい棚田のある集落から山間部へ入ったところにある、藤瀬霊水公園の霊水。「藤瀬の水」として知られ、穴の谷の霊水と同様、名水百選に選ばれています。
まだ公園ができる前、七尾市中島町藤瀬にある重要文化財「座主家」の当主である男性が、重度の神経痛に悩まされていました。当主によると、昭和54年4月28日の深夜、枕元に月光菩薩が現れ、「あなたの裏山の水を飲めば治ります」とお告げを受けたそうです。そして実際にこの水を飲み続けたところ、茶碗も持てないほど深刻だった神経痛が快復していったといいます。以来「病の治る水」として有名になり、現在は藤瀬霊水公園として整備され、多くの人が湧き水を求めて足を運ぶパワースポットとなっています。
参考文献
まだ公園ができる前、七尾市中島町藤瀬にある重要文化財「座主家」の当主である男性が、重度の神経痛に悩まされていました。当主によると、昭和54年4月28日の深夜、枕元に月光菩薩が現れ、「あなたの裏山の水を飲めば治ります」とお告げを受けたそうです。そして実際にこの水を飲み続けたところ、茶碗も持てないほど深刻だった神経痛が快復していったといいます。以来「病の治る水」として有名になり、現在は藤瀬霊水公園として整備され、多くの人が湧き水を求めて足を運ぶパワースポットとなっています。
参考文献
https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=33
まとめ
日本人が古くから水に特別な想いを抱き、見えざる力を感じていたことがおかりいただけたのではないでしょうか。私たちの体の半分以上は水からできている…ということを考えると、水に神性を見出すということは、私たち自身に神性を見出す…ということにもつながるのかもしれませんね。
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