皮脂は肌の水分が蒸発するのを防ぎ、肌の潤いを守る働きをもっています。
そのため肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうと、肌が乾燥してカサカサになってしまいます。
逆に余分な皮脂が肌に残っていると、毛穴が詰まってニキビができたり、肌がテカったりしてしまいます。
必要な皮脂を残しつつ余分な皮脂と汚れを洗い流すためにも、自分に合った洗顔料を選びましょう。

洗顔料にはいろいろな形状のものがあり、次のようなタイプに分かれています。
・クリームタイプ：ポピュラーな洗顔料で、泡立てるのが楽なものが多くあります。スクラブ配合のものもあります。

・固形石鹸タイプ：泡立てるのにコツがいりますが、慣れると濃密な泡をつくれるようになります。成分がシンプルなものから、ピーリング石鹸まであります。
・泡タイプ：泡状で出てくるため、泡立てる必要がなく手軽に使うことができます。
・ジェルタイプ：泡立てずに使用できるものが多く、洗顔による摩擦を抑えてくれます。
・パウダータイプ：泡立てて使うもので、酵素が配合されたものが多くあります。

洗顔料は毎日使うものなので、自分が使いやすい形状のものを選ぶとよいでしょう。
ピーリング効果のあるもの、スクラブや酵素が配合されたものは洗浄力が高い分肌への刺激が強くなってしまうため、乾燥肌や敏感肌の方は注意して使ってください。

肌への負担を抑えるには、着色料や香料が入っていない低刺激のものを選ぶとよいでしょう。
しっとりタイプやさっぱりタイプ、乾燥肌用やオイリー肌用など、自分の肌タイプに合わせた洗顔料を選ぶのもおすすめです。

肌のバリア機能が低下すると肌の水分が蒸発しやすくなってしまうため、肌のバリア機能を低下させないようにすることが大切です。
肌のバリア機能は肌への刺激によって低下してしまうため、不要な刺激を抑えて洗顔しましょう。
肌をゴシゴシこすらない、爪を立てずに手のひらや指の腹で洗うなどを心がけてください。

手でこすって洗うのではなく、泡で包み込むように洗いましょう。
洗顔料を泡立てるのが苦手という方には、簡単に泡立てられる洗顔ネットがおすすめです。
初めから泡の状態で出てくる洗顔料や、泡立て不要のジェルタイプなどを選んでもよいでしょう。

洗顔料で顔を洗った後には、洗顔料や汚れが肌に残らないように洗い流しましょう。
洗顔料が肌に残っていると、肌荒れなどの皮膚トラブルを起こしてしまいます。
温度の高いお湯で洗うと肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、32～36℃ほどのぬるま湯を使用しましょう。
ぬるま湯は清潔で肌にやさしいものがおすすめです。

当方で取り扱っている甘露乃水は赤さびや塩素などの不純物が徹底的に除去されているため、肌への刺激を抑えて洗顔することができます。
また、保湿と美白効果を高めてくれる白金ナノコロイドが含まれているため、洗顔しながら美しくなりたいという方におすすめです。

初めに洗顔の準備をしましょう。
洗顔にかける時間は、普通肌の方で1分ほど、オイリー肌の方で2分ほどが適しているといわれています。
洗顔に時間がかかりすぎると、肌への負担となってしまうため注意してください。
素早く洗顔を終えるためにも、洗顔料やぬるま湯、タオルなどを準備しておきましょう。
頭髪が邪魔にならないよう、ヘアゴムやヘアバンドなどでしっかりとまとめてください。

手を洗って清潔にしてから、ぬるま湯で肌を素洗いしましょう。
肌に皮脂や汚れが多くついていると、洗顔料の泡立ちが悪くなって泡で洗えなくなってしまいます。
また、ぬるま湯を肌にかけることで洗顔料が直接肌に触れるのを防ぎ、肌への刺激を抑えることができます。

洗顔料をしっかりと泡立てたら、肌にのせていきましょう。
洗う順番は、皮脂の分泌が多い部分から洗い、乾燥しやすい部分を最後にするのがおすすめです。
最初に、皮脂の分泌が多いおでこや鼻などのTゾーンから洗いましょう。
小鼻など洗いにくい部分は、指の腹を使って丁寧に洗ってください。

次に、頬や顎などのUゾーンを洗います。
そして最後に、デリケートな目元と口元を洗いましょう。
洗うときには泡を転がすように動かして洗ってください。
長く洗顔料を肌にのせていると肌に悪影響を与えてしまうため、手早くきれいに洗うことが大切です。

洗顔料で汚れを落としたら、ぬるま湯ですすぎましょう。
すすぎは洗顔料や汚れが残らないよう、20回ほど行うことが大切です。
両手でぬるま湯をすくって、肌を洗い流しましょう。

フェイスラインや髪の生え際などは洗顔料が残りやすい部分なので、注意して洗うようにしてください。
入浴中にはシャワーで一気に洗いたくなりますが、肌への刺激となってしまうため控えましょう。
しっかりと洗い流せたら、洗顔料が残っていないか鏡でチェックしてください。

肌が清潔になったら、タオルで肌の水分を拭き取りましょう。
肌が濡れていると水分が蒸発しやすくなるため、できるだけ早く水分を拭き取ることが大切です。

タオルは吸湿性が高くて肌ざわりがよく、肌に繊維が残らないものを選びましょう。
タオルを肌にやさしく押し当てて、肌の水分を吸い取るようにしてください。
タオルで強くこすったりしないように注意しましょう。