医療脱毛は、1回施術を受けただけではムダ毛をなくすことができません。
個人差があり脱毛部位によっても異なりますが、2～3カ月に1回のペースで、5～8回前後の施術が必要です。
そのためスムーズに脱毛できたとしても、脱毛が完了するまでには10か月以上かかってしまいます。
冬に始めても夏までに完了することはできませんが、医療脱毛は施術回数を重ねるごとに毛量が減り毛質も細くなっていくため、施術回数が増えるほど自己処理が楽になります。
夏の自己処理を楽にしたい方は、早めに医療脱毛を始めるとよいでしょう。

医療脱毛をしている間は、日焼けを避けなければなりません。
医療脱毛は黒い色素に反応するレーザーを照射して、毛根にある毛母細胞（毛を生やす働きをもっている）を破壊する施術です。
そのため日焼けして肌が黒くなっていると、毛だけでなく肌にもレーザーが反応し、やけどなどの肌トラブルを起こすおそれがあります。

レーザーの出力は肌の色、毛質や毛量、脱毛部位、脱毛回数などによって調節するのですが、日焼けしていると弱い出力でしか対応してもらえないことがあります。
日焼けが強い場合や炎症している場合には、施術が延期となることもあるため注意しましょう。
冬は肌の露出が少ない分日焼けしにくくなるため、医療脱毛をスムーズに進めることができます。

医療脱毛をした後は肌のバリア機能が低下するため、紫外線対策が必須です。
施術後に紫外線対策をしないまま紫外線を浴びると、色素沈着するリスクが高くなるため注意しましましょう。
冬は夏よりも紫外線量が少なくなるため、紫外線による肌トラブルが比較的起こりにくくなります。

暖かくなってから医療脱毛を始める方が多いため、医療脱毛クリニックにもよりますが、冬の方が比較的予約がとりやすいところが多いようです。
医療脱毛はほとんどが完全予約制なので、予約がとれないと脱毛が進まず、完了するまでに長い期間が必要になってしまいます。
夏までにできるだけムダ毛をなくしたい方は、予約がとりやすい冬に始めて、テンポよく脱毛するのがおすすめです。
また、お得に脱毛できるキャンペーンなどを期間限定で実施するクリニックもあるため、上手に活用するとよいでしょう。

シミ取りレーザーをした後の肌は、バリア機能が低下していつもより色素沈着しやすくなっています。
せっかくシミ取りをするのに、シミが濃くなったら意味がありません。
シミ取りレーザーをした後には、紫外線を浴びないようにすることが重要です。
冬は夏よりもUVBが約80％、UVAが約50％減少するため、紫外線対策が楽になります。

シミ取りレーザーは、施術後だけでなく施術前の紫外線対策も大切です。
シミ取りレーザーは、黒い色素に反応するレーザーを照射してシミを破壊する施術です。
そのため日焼けして黒くなった肌にレーザーを照射すると、シミだけでなく周りの皮膚にも影響を与えて、肌トラブルを起こすおそれがあります。
シミ取りレーザーは、紫外線の量が少なく、夏の日焼けがおさまった冬に行うのがおすすめです。

シミ取りレーザーの後には、施術部位を保護するために軟膏を塗布し、テープやガーゼを7～10日間ほど貼らなければなりません。
暑い季節は汗をかくことが多く、施術部位が汗で汚れたり蒸れたりしやすくなります。
汗によって、保護テープが剥がれやすくなるおそれもあります。
気温の低い冬なら汗をかくことが少ないため、施術部位の清潔を保ちやすく、テープでの保護もしやすいためおすすめです。

施術後にはテープやガーゼを貼らないといけないため、人目が気になるという方も多いでしょう。
冬であればマスクやマフラー、ニット帽などを使用している人が多いため、違和感なく隠すことができます。
テープを貼って仕事に行きたくないという方は、年末年始などの長期休暇を利用するのがおすすめです。
美容整形クリニックは年末年始に営業しているところもあるため、一度確認してみるとよいでしょう。