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「一緒に読もう」が家族の絆や子どもの能力を育む!親子読書の意外なメリットと方法

親が子どもに本を読み聞かせる、子どもが親や兄弟に本を読み聞かせる、同じ空間でそれぞれ読書をする、同じ本をそれぞれ読んで感想を話し合うなど、親子で読書を楽しむ方法にはいろいろなものがあります。
子どもの心や能力を育むだけでなく、親子関係にも良い影響を与える親子読書を始めませんか?
親子読書のメリットと、親子読書をするときの注意点についてご紹介します。

親子読書にはどんなメリットがあるの?

親子読書は親子で楽しい時間が過ごせるだけでなく、子どもの心を育んだり能力を高めたりといろいろな効果が期待できます。
親子読書のメリットをチェックして、子どもの成長や親子関係に生かしましょう。

親子の触れ合いが増える

乳幼児期の本の読み聞かせには、親子の信頼関係を深めたり子どもの安心感を高めたりする効果があるといわれています。
一緒に楽しい時間を過ごすことで、親からの愛情を感じることもできるでしょう。
同じ物語を読んで驚きや喜びなどの感情を共感したり感想を話し合ったりすると、親子の会話がさらに楽しくなります。
子どもが成長してからも、親子で本を紹介しあったり、意見を交換しあったりできるようになるかもしれません。

読書する習慣が身につく

親子読書をして本に触れる機会が増えると、読書をする習慣が身に付きやすくなります。
読書の楽しさを知っている子どもは、自分から本を読むようになるようです。
学生は本を読まなければならない機会も多いため、読書する習慣がついているとスムーズに取り組めるようになるでしょう。
また、読書することによって集中力を養うことができるといわれています。

心が豊かになる

親子で一緒に過ごす親子読書は、子どもの気持ちを安定させる効果が期待できます。
いろいろな物語に触れることで、子どもの想像力を育むこともできるでしょう。
また、本の中の登場人物に共感したり自分とは違う考え方に触れたりすることで、人はそれぞれ違うこと、自分らしさを大切にすればいいということを学ぶことができます。
自己の肯定感を高めたり、他者とのコミュニケーション能力を養ったりすることもできるといわれています。

読解力や語彙力を養う

読解力は勉強の基礎となるものです。
国語はもちろん、算数や理科なども問題を読み解くことができないと答えを導くことができません。
親子読書は、子どもの読解力を養うことができるといわれています。
また、いろいろな言葉に触れることで語彙を増やすこともできます。

知識がアップする

本の中には、自分の知らない世界が広がっています。
普段知ることができないようなことや体験できないようなことでも、本を通して知ることができます。
知識が増えることで、子どもがいろいろなことに興味を持てるようになるかもしれません。
豊富な知識は、生きていく上で役に立ってくれるでしょう。

親子読書を楽しむときに注意したいことは?

親子読書は、読書は楽しいと子どもに感じてもらうことが大切です。
本の選び方や親の対応、タブレットの取り扱いなどに注意して、子どもに読書の楽しさを知ってもらいましょう。

読書の楽しさを知ってもらう

子どもが、「本を読むのは楽しい!」と思うような本を選びましょう。
子どもが興味を引く内容、かわいい絵、好きなキャラクターものなど、子どもが読みたいと希望する本を読むのもおすすめです。
子どもにお気に入りの本があって読みたがるのなら、毎回同じ本でもかまいません。
子どもが大好きな本、読むと笑顔になる本、面白い本など子どもが読書したくなる本を親子で一緒に楽しみましょう。

子どもの年齢や発達に合った本を選ぶ

読書を楽しいと思ってもらうためにも、子どもの年齢や発達に合った本を選びましょう。
内容が難しすぎたり興味をもてなかったりすると、読書を楽しむことができません。
読書を退屈で苦痛なものだと思ってしまうと、読書が嫌いになるおそれがあります。
どの絵本を選べばいいのかわからない場合には、本に記載されている対象年齢を参考にしましょう。
子どもが気に入っているようであれば、対象年齢からはずれた本でもかまいません。
図書館やインターネットなどの情報を参考にして、子どものお気に入りの1冊を探してみましょう。

楽しい時間を過ごす

親子読書の時間を、楽しい時間にすることが大切です。
子どもが嫌々親子読書をしていると、読書が嫌いになってしまうおそれがあります。
子どもが読書に集中しないからといって、怒ったりしないようにしましょう。
字を読み間違えても、きつく注意しないようにしてください。
親も子どもと一緒に楽しむつもりで、心に余裕をもって親子読書に取り組みましょう。
読み聞かせをするのに、年齢制限はないといわれています。
子どもが望むのなら、何歳になっても読み聞かせをしてあげましょう。

親子読書の時間をつくる

忙しいパパやママにとって、子どもと読書する時間を確保するのは難しいときもあると思います。
家事の合間や寝る前など、隙間時間を上手に活用しましょう。
乳幼児向けの絵本なら、5~10分ほどで読めるものがほとんどです。
子どもと10分だけと約束をして、読書を楽しむのもいいでしょう。
忙しいパパとママが自分と読書できる時間は、子どもにとって大切な時間になると思います。

タブレットを上手に活用する

現在は、タブレットが一つあればいろいろな絵本や本を楽しむことができます。
荷物がかさばらず移動中や待ち時間などに手軽に読めるため、お出かけに持っていくと重宝するでしょう。
しかし使い方にはよっては健康に支障が生じやすくなってしまうため、タブレットの取り扱いには注意が必要です。
タブレットは30cm以上離れて見る、長時間使用しない、睡眠の1時間前は使用しないなど、子どもと約束して使うようにしましょう。

読書は子どもの人生を豊かにします

親子読書は読解力や語彙力などを養うだけでなく、子どもの心や親子関係も育んでくれる素敵なものです。
読書の習慣をつけるためにも、親子読書を始めましょう。
読書は本とタブレットさえあればどこでも楽しめるため、読書が好きになると日々の楽しみを増やすことができます。

≪参考記事リンク≫

親子一緒に本を楽しもう〜「読書時間」のすすめ〜(1) : Z-SQUARE | Z会 (zkai.co.jp)

親子読書のすすめ | ご案内 | 日本親子読書センター (oyakodokusyo.org)

子どもの読書習慣が身に付く方法|読書をすれば脳も心も育つ!得られる効果もご紹介|ベネッセ教育情報サイト (benesse.jp)

絵本の選びかたガイド|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

家庭と連携した児童生徒の健康への配慮:文部科学省 (mext.go.jp)