温泉にはいろいろな成分を含んだものがあり、それによって期待できる効果が異なります。
疲労回復、冷え性改善、筋肉や関節などの痛みを和らげるなど泉質によってさまざまな効果が期待できるため、自分の悩みに合わせた泉質を選ぶといいでしょう。
1週間以上を目安として温泉地に長期滞在し、温泉を利用しながら療養する湯治湯も人気を集めています。

ゆっくりと温泉に浸かることで、体を温めて血行を促すことができます。
血液の流れがよくなることで、むくみや冷え性の改善、肩こりや腰痛の緩和などが期待できます。
また、体が温まると免疫力が高まるといわれているため、風邪の予防にも役立ってくれるでしょう。

温泉に浸かると、浮力の作用で体重が9分の1程度になるといわれています。
そのため、膝や腰などにかかる負担を減らす手助けができます。

疲労は、ストレスがたまる原因の一つ。
ゆっくりと温泉に浸かってのんびり過ごすことで、心身の疲れを癒してストレス発散に役立てることができます。
ヒノキや薬草の香りや温泉独特の雰囲気が、いい気分転換になってくれるでしょう。

水にはセラピー効果があり、水に触れる、水を眺める、水が作り出す音を聴くことでリラックスできるといわれています。
温泉を楽しむことで、日頃の疲れを癒すことができるでしょう。

温泉に入ると汗をかいて体の水分が失われるため、脱水を防ぐためにも入浴前と入浴後に水分補給をしましょう。
水分補給には、温泉に入る15分ほど前にコップ1杯のお水を飲むのがおすすめです。
入浴後にも、着替えが済んだらコップ1杯のお水を飲みましょう。
ゆっくりといろいろな温泉を楽しむ場合やサウナを利用する場合には、適宜休憩をとりつつ水分補給をしてください。
水分補給には、飲みやすく体になじみやすい甘露乃水がおすすめです。
活性水素や白金ナノコロイド、ミネラルなどの成分を豊富に含んでいるため、水分補給だけでなく健康維持にも役立ってくれます。

温泉に入る前に、必ずかけ湯をしましょう。
かけ湯は汚れを落とすだけでなく、体をお湯の温度にならし、入浴直後の血圧の上昇を抑えてくれる大切なものです。
かけ湯をするときには、足や手など胸から遠い部分から順番に10杯ほどかけるとよいでしょう。
かけ湯が面倒な場合には、シャワーでも代用できます。

急に全身で温泉に浸かると体に負担がかかってしまうため、初めに半身浴をして体を泉温や水圧に慣らしましょう。
体が湯になじんで落ち着いてから、全身浴を楽しむのがおすすめです。
温泉に長く浸かりたいという気持ちもあると思いますが、長時間入浴すると体の負担になってしまうため注意しましょう。
温泉からあがる目安は額や鼻の頭が汗ばんできたらといわれていますが、個人差があるため体調に合わせて調節してください。
温泉に浸かってから体を洗う、また温泉に浸かってから頭髪を洗うなど、分割して温泉に浸かる方法もおすすめです。

温泉の椅子を使用するときには、しっかりと洗い流してから座りましょう。
直接肌や陰部が椅子に触れることで、皮膚疾患や性感染症に感染する可能性もゼロではありません。
確率は低いといわれていますが、健康を守るためにも洗い流してから座る習慣をつけましょう。

温泉では、できるだけリラックスして過ごしましょう。
温泉の雰囲気を楽しんだり、水音に耳を傾けたりしてのんびりするのがおすすめです。
自然には癒しの効果があるといわれているため、緑や花を眺められる景色のいい温泉を選ぶのもいいでしょう。
温泉の雰囲気や泉質など温泉施設によって異なるため、自分がリラックスできるお気に入りの温泉を探してみてください。

泉質によって異なりますが、温泉の効能をより活かしたい場合には上がり湯を控えるのがおすすめです。
上がり湯をして温泉の成分を洗い流すと、温泉の効能が薄れる場合もあるため注意しましょう。
酸性や硫黄など刺激の強い泉質の場合、肌が弱くかぶれやすい方など、上がり湯をした方がよい場合もあります。

湯冷めを防ぐためにも、温泉を楽しんだ後にはきちんと体と頭髪を乾かしましょう。
肌が濡れたままになっていると、肌の水分が蒸発して乾燥しやすくなってしまいます。
髪は濡れている状態だとダメージを受けやすいため、髪を守るためにもしっかりと乾かしましょう。
入浴は体力を消耗するため、体と頭髪を乾かした後には30分ほど休憩することをおすすめします。