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環境負荷が少なくリサイクルしやすい飲料水用の容器はどれ?何を選べばいい?

海洋汚染や二酸化炭素の排出などが問題となっている現在、できるだけ環境にやさしい飲料水用の容器を選びたいと考えている方も多いと思います。
ペットボトルや紙パックなどのリサイクル率や環境負荷などをチェックして、地球のためにどの容器を選べばいいか考えてみましょう。

飲料水用の容器のリサイクル率と環境負荷

いつも飲んでいる飲料水用の容器が、環境にどれくらい影響を与えているかご存じですか?
飲料水用の容器に用いられることの多いペットボトル、びん、缶、アルミパウチ、紙パックのリサイクル率や環境負荷などをみてみましょう。

ペットボトル

飲料水用の容器として多く活用されている、ペットボトル。
焼却による二酸化炭素の排出や海洋汚染が問題となっているペットボトルですが、日本でのペットボトル回収率は90%以上、リサイクル率は85%以上と世界最高水準です。
ペットボトルの多くはフィルムや繊維などにリサイクルされているのですが、ペットボトルからペットボトルにリサイクルして資源を循環させる取り組みも広がっています。
リサイクルによる二酸化炭素の排出も懸念されますが、リサイクルするとリサイクルしない場合より4割ほど二酸化炭素の排出を抑えられるようです。

びん

びんは、昔から活用されている容器の一つ。
7割近くがリサイクルされ、ガラスびん、建築資材、土木材料として活用されています。
最も環境負荷が少ないといわれているのが、びんを洗浄してそのまま再利用するリターナルびん。
リターナルびんとして利用できないものは、細かく砕かれ高温で溶かして再利用されます。
その中でも再生ガラスを90%以上利用したエコロジーボトルは、省資源・省エネルギーだといわれいます。

缶にはアルミ缶とスチール缶があり、ともに90%以上がリサイクルされています。
海洋プラスチックごみを減らすために、飲料容器をプラスチックからアルミニウム製に切り替える企業も現れました。
省資源や二酸化炭素の排出を抑えるために、容器の軽量化も進んでいるようです。
また、鉄でできているスチール缶は資源が豊富なだけでなく、スチール缶を製造するときやリサイクルするときの二酸化炭素排出量が比較的少ないといわれています。

アルミパウチ

飲料水用の容器として使われているアルミパウチの素材は、紙やプラスチックと合わせて作られているアルミ箔複合材です。
リサイクルやごみを分別するときの取り扱いは、構成している重量比率がもっとも高い素材によって決まります。
自治体によって異なりますが、プラスチックが多い場合はプラスチックとして紙が多い場合は紙としてリサイクルされます。
アルミ箔を燃えるゴミとして扱う自治体が多いようですが、アルミ箔を燃やすことで家庭ごみを焼却する助燃効果が得られるようです。
商品にもよりますが、アルミパウチを製造する際のエネルギーは比較的少ないといわれています。

紙パック

リサイクル率が40%程度と最も低いのが、紙パック。
紙パックをリサイクルする場合には、中を洗ってからパックを開き乾かさないといけないため、処理が面倒で燃えるゴミに捨ててしまう方もいらっしゃるようです。
紙パックは環境負荷が少ないというメリットがありますが、リサイクル率が低い点がデメリットとなっています。
省資源のために紙パックの軽量化も進められていますが、森林保護の問題も重要です。

環境にやさしい容器は?

持続可能な社会を実現するためには、資源を守り二酸化炭素の排出を抑えるなどの環境保護が欠かせません。
そのためにも、できるだけ環境にやさしい飲料水用の容器を選ぶことが大切です。

リユースできるマイボトル・マイカップ

ペットボトルや缶、紙パックなど飲料水用の容器にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どれが優れていると決めるのは容易ではありません。
どの素材も持続可能な社会に向けての取り組みが進められていますが、一番いいのはゴミを出さないことではないでしょうか?
繰り返し使用できるマイボトルやマイカップを活用すれば、資源を守るとともに、製造とリサイクルによる二酸化炭素の排出を抑えることができます。
いろいろな種類のマイボトルやマイカップが販売されているため、自分に合うものを活用して環境保護に努めましょう。

広がるマイボトル運動

ペットボトルなどの容器を減らして環境を保護するため、各自治体でもマイボトル運動が行われています。
それにより、公共施設やショッピングモールなど、無料の給水スポットが設置されているところが増えてきました。
自宅から持参したお水を飲み切ってしまっても、給水スポットを利用することで自動販売機などを利用しなくてすみます。
ごみとなる容器を減らせるだけでなくお金の節約にもなるため、無料給水スポットを上手に活用しましょう。
マイボトルを持参すると割引をしてくれるカフェなども増えているため、利用してみるのもおすすめです。

水道直結型の整水器がおすすめ

環境保護のためにもマイボトルを活用したいけれど、自宅の水道水をそのまま飲むのに抵抗がある、煮沸する手間を省きたいという方には、水道直結型の整水器がおすすめです。
水道直結型の整水器なら水道水をクリーンで美味しい水にすることができるため、そのままマイボトルに入れることができます。
お水は毎日飲むものなので、手間を省いて時間を節約するためにも、簡単に利用できる方法を選ぶとよいでしょう。
また、水道直結型の整水器であればペットボトルやウォーターサーバーのように容器がゴミになることがないため、環境保護にも役立ちます。

体だけでなく環境にもやさしい甘露乃水

飲料水用の容器にはいろいろなものがあり環境保護のための取り組みが進められていますが、一番環境にやさしいのは飲料水用の容器の消費を減らすことです。
無理なく続けられるエコ活動を目指している方は、ぜひ水道直結型の整水器である甘露乃水をご活用ください。
安全で美味しくのみやすい甘露乃水なら、健康維持をサポートしながら環境保護に取り組むことができます。

≪参考記事リンク≫

「ペットボトル=悪」なのか、飲料メーカー各社が循環型リサイクルを本格化 (ssnp.co.jp)

PETボトルのリサイクルによるCO2排出量の削減効果算定| (petbottle-rec.gr.jp)

日本ガラスびん協会|環境と安全|エコロジーボトル (glassbottle.org)

日本ガラスびん協会|環境と安全|リターナブルびん (glassbottle.org)

日本アルミニウム協会「アルミエージ」N194_p13-14 (aluminum.or.jp)

「スチール缶=鉄」の地球にやさしい話 | 持続可能(サステナブル)な社会の実現に向けて | 日本製鉄 (nipponsteel.com)

アルミ箔のリサイクルと環境問題について(aluminum.or.jp)

紙パック回収率 | [容環協] 全国牛乳容器環境協議会 (yokankyo.jp)