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湧水ってなに?飲んでも安全なの?湧水の特徴や抱えている問題点、おすすめの関わり方とは

生活用水や農業用水に利用され、うるおいとやすらぎを与えてくれる湧水は人々の生活に欠かせないものとなっています。
観光名所となっている湧水も多く、湧水を利用してつくられた地酒や銘菓も人気を集めているため、ご興味のある方も多いのではないでしょうか。
特徴や抱えている問題点、おすすめの湧水との関わり方など、知っておきたい情報をご紹介します。

未来に伝えたい湧水(ゆうすい)とは

湧水が湧き出したお水だということは知っていても、定義や分類などをご存じない方もいらっしゃると思います。
特徴や地形別の分類、役割や抱えている問題点などをチェックして湧水への理解を深めましょう。

どんなもの?定義は?

地下水が自然に地表に湧き出したものをいいます。
大きさはさまざまで、水たまり程度のものもあれば、川の源流となるほど大きいものもあります。
湧水は自然に地表に湧き出したものと定義されているため、ポンプなどで汲み上げた地下水や温泉水は含みません。
人工的に掘削などをした場合でも、掘削面から自然に湧き出したものや自噴したものは湧水に含むとしています。
また、温泉水や鉱泉水はミネラルが含まれているため湧水と区別されていますが、自然に湧出しているため広い意味では湧水に含まれます。

いろいろなタイプがあるの?

みられる地形によって次のように分類されています。
・崖線タイプ:台地や段丘の崖前面から湧出したもの。
・谷頭タイプ:馬蹄形や凸地形などの谷地形から湧出したもので、山地や丘陵地などにみられる。
・湿地・池タイプ:高原などの低地で地下水が湧出し、湿地や池などを形成しているもの。
・扇端タイプ:扇状地扇端で地形面と地下水面が交差しているものや、被圧地下水が自噴しているもの。
・火山タイプ:溶岩流の積層や岩盤の割れ目を通る劣化水、もしくは被圧地下水が自噴しているもので、火山山麓などにみられる。
・傾斜丘陵地タイプ:堆積層が互層状態になって傾斜しているものや被圧地下水が自噴しているもので、傾斜丘陵地などにみられる。
・その他:石灰岩地形や鍾乳洞などでみられるもの。

みられる場所はどこ?

湧水は日本全国各地に存在しています。
丘陵地の谷間や火山の山麓など自然が豊かなところにあるものもあれば、公園や神社などの街中にあるものもあります。
環境省や各自治体のホームページなどで湧水スポットが紹介されているため、身近な湧水を探してみてください。
いろいろな地形でみられるため、地形別の分類や地形図などを参考にして、実際に探してみるのもおすすめです。
また、水、川、池、沢、谷、窪などの漢字が地名に使われている場所は、湧水と関連していることが多いようです。

どんな役割をもっているの?

生活用水や農業用水として活用するのはもちろん、水の蒸発散作用により周りの気温を下げて、ヒートアイランド現象を緩和する働きがあります。
また、湧水の水量や水質を調べることで、地下水位の変化や土壌と地下水の汚染状況などを把握したり、災害時の水源確保として利用したりする役割もあります。
人々の生活に、やすらぎや喜びを与えるのも役割の一つ。
自然や水と親しむ場所となるだけでなく、観光名所となっている湧水も多くあります。
名水として有名な湧水には毎年多くの人が訪れ、湧水を利用した地酒やお菓子などの名産品が人々を喜ばせています。
また、人間だけでなく動植物にとっても欠かせないものとなっています。

湧水とのおすすめの関わり方

湧水は観光スポットになっているところも多いため、観光を兼ねて訪れる方も多いと思います。
湧水を楽しむときには、どのようなことに注意すればいいのかをみてみましょう。

飲むのは危険?飲まない方がいい?

澄んだ美しい湧水をみると飲んでみたくなりますが、湧水をそのまま飲むのは危険です。
湧水は水道水やミネラルウォーターのように殺菌や消毒がされていないため、細菌や微生物など人体に有害となるものが含まれているおそれがあります。
健康を守るためにも、そのまま飲むのはやめましょう。
煮沸して飲むという方法もありますが、煮沸するだけでは除去できない化学物質が含まれているおそれもあるため注意が必要です。
自治体によっては水質検査の結果を公表している場合もありますが、水質は日々変化するため現在の水質がどうなっているのかはわかりません。
湧水を味わってみたいという方には、湧水を利用してつくられたミネラルウォーや地酒など、有害となるものが除去された商品を楽しむのがおすすめです。
湧水を利用してつくられた、お米や野菜などを味わうのもいいでしょう。

楽しむときにはどんなことに注意すればいいの?

湧水と親しむときには、水質を汚染したり自然を破壊したりしないように注意しましょう。
ゴミを放置する、湧水にコインを投げ入れるなど、湧水を壊すような行為をしないようにしてください。
周りに注意書きがないかをチェックし、マナーを守って楽しむことが大切です。
湧水によってはインターネットなどで利用方法や注意点などが紹介されているため、チェックしてから訪れるのもいいでしょう。

自宅で美味しいお水が楽しめる「甘露乃水」

湧水は生活用水や農業用水として人々の生活を支えるだけでなく、うるおいややすらぎを与えてくれる大切なものです。
未来に伝えるためにも、保全活動に協力しましょう。
湧水スポットを訪れるときには、水質を低下させたり周りの自然を壊したりしないようにしてください
また、湧水には微生物や細菌など体に有害なものが含まれているおそれがあるため、そのまま飲まないようにしましょう。
美味しいお水をご希望の方には、名水にも負けない味わいが自宅で楽しめる甘露乃水がおすすめです。
甘露乃水は3層のフィルターで塩素や農薬、PFASなどの化学物質を徹底的に除去するため、安全で美味しいお水を手軽に楽しむことができます。
甘くまろやかな甘露乃水を、毎日ご自宅でお楽しみください。

≪参考記事リンク≫

湧水保全・復活ガイドライン (env.go.jp)

湧水とは|湧水の保全|東京都環境局 (tokyo.lg.jp)

【自然しらべ2009】しらべ方と調査マニュアル - 日本自然保護協会オフィシャルサイト (nacsj.or.jp)

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