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蚊から肌を守ろう!蚊に刺されやすいタイプや被害を抑える対策とは?

身近な害虫である蚊に、毎年悩まされている方は少なくありません。
蚊に刺されないためには、蚊の特徴を知り、対策をしっかりとすることが大切です。蚊の主な種類と刺されやすい人のタイプ、蚊の被害を抑える対策についてご紹介します。

知っているようで知らない蚊の豆知識

夏の嫌な風物詩となっている蚊に、うんざりしている方も多いと思います。
蚊は何種類いてどんな人が刺されやすいのかなど、蚊の豆知識をみてみましょう。

日本には何種類の蚊がいるの?

世界には約3500種類もの蚊が生息し、日本にも約100種類が生息しています。
蚊には血を吸うタイプと吸わないタイプがいて、日本にいるうちの20~30種類ほどが血を吸うといわれています。
血を吸う代表的な蚊といえば、アカイエカとヒトスジシマカ(ヤブカ)。
アカイエカは赤褐色をした蚊で、日本全国に生息しています。
自宅で就寝中に刺してくるのは、アカイエカが多いといわれています。
ヒトスジシマカは黒地に白い縞がある蚊で、北海道と青森以外に生息しています。
ヒトスジシマカは血を吸うだけでなく、デング熱ウイルスを媒介するため注意が必要です。
2014年には、日本でデング熱の発生が69年ぶりに報告されました。

蚊が増える時期はいつごろ?

アカイエカとヒトスジシマカの活動期間は、4月下旬~11月下旬ごろ。
アカイエカは気温が25~30度になると10日ほどで卵から成虫になるため、暖かくなると増えてきます。

蚊に刺されやすい人がいる?

同じ環境にいても蚊に刺される人と刺されない人がいるのは、蚊に刺されやすい条件があるからです。
次のような人は、蚊に刺されやすいといわれています。

・体温が高い
・活発
・やや汗かき
・肌の色が黒い
・肌がみずみずしい
・体脂肪が多い
・血液型がO型
・飲酒した後

蚊による被害を抑える方法

蚊に刺されると、皮膚に発赤やかゆみなどが現れて不快な思いをしてしまいます。
蚊の被害を防ぐためにも、しっかりと対策を行いましょう。

身近に蚊が発生するのを防ぐ

原因となる蚊が発生するのを防ぎましょう。
蚊は水があるところに産卵するため、周りに水場があるところは注意が必要です。
特に、水田や池、下水溝や浄化槽など、水の流れがない場所や緩やかな流れの場所に発生しやすいといわれています。
植木鉢の受け皿やバケツ、空き缶など水が少したまっているところにも発生するため、雨が降った後は注意しましょう。
不要な水を処分して、蚊が発生するのを防いでください。
蚊の発生源となる水たまりに、薬剤を使用して発生を防ぐ方法もあります。

室内に蚊が侵入するのを防ぐ

いつの間にか室内にいる蚊は、人について玄関から入ってきたり、ベランダに出入りするときに入ってきたりします。
窓と網戸の隙間や、換気口から侵入することもあります。
蚊の侵入を防ぐには、外との隙間をなくすことが大切です。
窓や網戸は隙間のできないように閉じる、換気口フィルターを使用するなどして、蚊の侵入を防ぎましょう。
出入りするときに蚊の侵入を防ぐのは難しいため、玄関やベランダの出入り口に虫よけを設置するのがおすすめです。

室内に侵入した蚊を駆除する

蚊の侵入を完全に防ぐのは困難なため、室内の蚊を駆除できるように準備しておきましょう。
直接蚊に薬剤をスプレーしたり、室内に薬剤を拡散したりすることで蚊を駆除できます。
置き型タイプやスプレータイプなどいろいろな商品があるため、使いやすく臭いや煙などが気にならないものを選びましょう。
ペットを飼っている場合は、ペットに害のない虫よけアイテムを選ぶようにしてください。

蚊に刺されにくい衣類を選ぶ

肌が露出していると蚊に刺されやすいため、蚊が多くいる場所では長袖長ズボンを着用するのがおすすめです。
薄い布地で体にフィットした衣類だと、衣類の上から刺されてしまうことがあります。
蚊は濃い色を好むといわれているため、薄い色の衣類や、体にフィットしていないデザインを選ぶとよいでしょう。
また、蚊は汗の臭いに反応するため、汗をかいたらすぐに拭き取ったり着替えたりするのも効果的です。

蚊が多くいる場所や活発なときを避ける

ヒトスジシマカは草むらや雑木林に多くいるため、不用意に草むらなどに近づかないようにしましょう。
山や河原などで遊ぶときは、周りに虫よけスプレーをまいたり、虫よけ効果のある煙をたいたりして蚊を駆除するのがおすすめです。
蚊は30度を超えると活動がにぶくなるため、猛暑だと刺されにくくなります。
また、雨天には軒先などに潜む蚊が増えるため、雨宿りをするときには注意しましょう。

自分に合った虫よけアイテムを活用する

いろいろな虫よけアイテムが販売されているため、自分に合ったものを選びましょう。
スプレーやミスト、ジェルなど肌に塗るタイプの虫よけには、蚊を寄せ付けないものと、蚊が肌に止まっても刺さないようにするものがあります。
肌がデリケートな方には肌に塗るタイプではなく、衣類に貼る虫よけシールや手首につける虫よけバンドがおすすめです。
臭いではなく超音波で蚊が近づくのを防ぐ、虫よけブレスレットも人気を集めています。

蚊に刺されたらケアをする

蚊に刺された部位を掻かないようにしましょう。
皮膚を掻き壊すと色素沈着が起こったり、細菌に感染したりするおそれがあります。
かゆみがあるときには、冷水や冷やした濡れタオルで冷やすとかゆみが和らぎます。
市販されている、虫刺され用かゆみ止め外用薬を活用するのもよいでしょう。
皮膚の赤みや腫れ、かゆみがひどい場合、市販薬で様子をみても症状が改善しない場合には、皮膚科を受診することをおすすめします。

しっかり対策をして蚊から肌を守りましょう

蚊の被害を防ぐには、蚊が発生するのを抑える、生活空間に侵入させない、肌に近づかせないようにするのが効果的です。
いろいろな虫よけアイテムが販売されているので、シーンに合わせて自分にぴったりのものを選びましょう。
蚊に刺された部位を掻くと肌にダメージを与えてしまうため、ケアして掻かないようにしてください。

≪参考記事リンク≫

蚊の駆除・対策|害虫を駆除する|アース害虫駆除なんでも事典 (earth.jp)

蚊ってこんな生き物だった!? | 空気清浄機:シャープ (jp.sharp)

蚊の種類・生態を知る|殺虫剤|フマキラー製品情報サイト (fumakilla.jp)

虫刺され Q12 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会) (dermatol.or.jp)